近年、M&Aビジネスが注目されていて大学の新卒者の間でもM&Aビジネス企業への就職希望者が増加しています。
特に、M&Aコンサルタントは基本給のほかにM&Aが成約すると多額のインセンティブが追加されるため、注目の職種です。
この記事では、話題のM&Aビジネス業界の日本M&Aセンタ―について解説します。
日本M&Aセンターに就職・転職希望の人は、ぜひ参考にしてください。
日本M&Aセンターはどういう会社?
日本M&Aセンターは1991年に設立され、東証一部に上場しているM&Aビジネス企業3社のうちの1社で、これら3社のうちでは一番最初に上場しました。
そのため、日本M&Aセンターの知名度は業界内でも高いといえます。
日本M&Aセンターは主に中小企業のM&Aを扱っています。
M&Aには友好的M&Aと敵対的M&Aの2タイプがありますが、日本M&Aセンターは,前者の友好的M&Aを行っていて、実績は日本国内でNo.1のM&A仲介会社です。
日本M&Aセンターは、地方銀行9割、信用金庫8割、さらに1,040の会計事務所と提携した日本国内最大級のM&Aネットワークを活用して、日本国内だけでなくシンガポール、インドネシア、ベトナム、マレーシアなど東南アジアを拠点としている海外にも展開を行いM&Aをサポートしています。
日本M&Aセンターの特徴
日本M&Aセンターは東証一部に上場していますが、上場するには厳しい基準をクリアする必要
があります。そのため、信頼性が高く、M&A成功の実例が多く挙げられます。
近年では、2020年には320億900万円、2021年には347億9500万円の売上高があります。
出典:日本M&Aセンターホールディングス 公式サイト 「財務ハイライト」
これは、日本M&Aセンターが活用している業界最大規模のネットワークを駆使して、M&Aの候補となる企業をリストアップしているためにマッチング率が高くなるためです。
つまり、買い手企業の選択肢が広いとM&Aの交渉も有利となり、買い手側と売り手側の双方にとって、より高いシナジー効果が生み出せる企業がM&Aの対象企業として選ばれるためです。
日本M&AセンターのM&Aコンサルタントは、売り手側と買い手側のM&A実現の量と質ともに拡大を図っています。そのため、全員が積極的にM&Aの立案、実行ができる社風です。そのような社風のなか、M&Aコンサルタントのスキルアップサポート体制を強化しています。
日本M&Aセンターは中小企業のM&Aに強い
日本M&Aセンターのほとんどの取引先企業は中小企業です。M&Aに対しては豊富なノウハウがあるために、中小企業の経営を後継者に引き継いでもらう事業承継を得意としている企業です。
近年、中小企業では少子化の影響で後継者不足や経営者の高齢化から、経営者の多くは自分が長年苦労して経営してきた会社を廃業するよりは誰かに引き継いでもらうことを希望しています。
そのような社会的背景から、中小企業ではM&Aのニーズが高まっています。
日本M&Aセンターでは、成約後のフォローをしています。M&A仲介企業では、成約後のフォローはしないところも多数ありますが、日本M&Aセンターではクロージングまで、しっかりサポートをしてもらえます。
また、M&Aの必要書類は、専門的で外部の専門家に依頼する場合、別途費用がかかっていまうのが一般的です。
日本M&Aセンターには専属の弁護士、公認会計士が在籍しているのでM&Aの手続きに必要な書類作成のアドバイスやサポートを受けることができます。
日本M&Aセンターの評判は?
日本M&Aセンターはどのような評判の企業なのでしょうか?
SNSに投稿されている良い評判と悪い評判を紹介します。
日本M&Aセンターの良い評判
[株式会社日本M&Aセンターホールディングス]
法人営業 20代後半男性 正社員 年収750万円
1.8
2015年度
やりがいについて
お金。
この仕事は、人の人生を左右出来るから面白いという面はある。しかし一にも二にもお金だと思う。
会社は、お金だけが目当ての人は少なく、圧倒的多数の社員が使命感や大きな仕事に対するやりがいで働いていると言うが、多分それはない。
理由を3つ挙げる。
まず高額な給与がなくてもこの仕事をしたいという人はほとんどいない。
次に、決算月(四半期ごと)になると、客の迷惑を考えず売上を上げようとする(せざるを得ない)ためトラブルが非常に多い。これは自分の都合しか考えない無理矢理な提案をしているからで、現に買いのアドバイザー契約を10件も20件も取っているのに1件も成約しない人もいる。本当に使命感を持って働いているならば、そんなトラブルは起きない。
最後の理由は、周りの社員がみんなそう言っていたから。
我々のような学歴も実績もない無能な中小企業の受付宛にこんな超一流企業から郵便物やお電話をいただけるなんてありがたい限りです。。。ちゃんと対応しますので、引き続きお願いします。
日本M&Aセンターの悪い評判
日本M&AセンターHDさんってあれか、あの必要の無い迷惑 DM を送ってくる企業さんか。ちょうど今日も送られてきてたな。
日本M&Aセンター社長が語る「日本全体で黒字倒産の危機にある会社は60万社。これをM&Aで救いたい」
日本M&Aセンターの採用は?新卒やインターンも採用する?
日本M&Aセンターは注目されているM&Aビジネス企業の1社で、近年注目されています。採用について中途採用のほか、新卒を採用しています。
日本M&Aセンターの新卒の応募条件
2023年度は既に応募を終了していますが、2024年度の新卒のM&Aコンサルタント職の採用募集を開始準備の段階です。
M&Aコンサルタント職の内容は次の通りです。
・M&A仲介に関わる情報開拓
・相談
・提案
・売り手企業の評価
・買い手企業とのマッチング
・契約書の作成
・売り手側と買い手側の条件調整
・クロージング
M&Aコンサルタントの業務とチーム編成
M&Aを達成するためには売り手・買い手企業のほかに、法務、財務など専門的な問題を解決するために弁護士、会計士、司法書士、戦略コンサルタント、ファンドなどの専門家によるフォローが必要です。
さらに、売り手側と買い手側の適切なマッチングのためには、それらの企業に折衝するための売り手、買い手の各担当営業など、1件のM&Aには多くのプロフェッショナルたちが、それぞれ必要部署の担当者とコミュニケーションをして、進めていきます。
日本M&AセンターのM&Aコンサルタントの業務は、このような各専門立場のプロたちと連携をとりながら、プロジェクトを成功させ、M&Aを実現することです。
新卒のM&Aコンサルタント職の給与
一般的にM&Aコンサルタントの年収が高いといわれるのは、基本給に上乗せされるインセンティブの金額です。さらに、年2回の賞与があるために年収が1千万円以上にもなります。
<賃金内訳>
・基本給 :230,000円
・営業手当 :25,000円
・時間外手当:105,720円(50時間相当分)
※50時間を超える時間外労働分についての割増賃金は追加で支給
・賞与
年間賞与:年2回
インセンティブ支給時期:年4回
・諸手当
・住宅手当 東京の場合:30,000円、その他地域の場合:20,000円(1人暮らし世帯を対象)
・通勤手当(1 月あたり10 万円を上限に通勤定期券代相当額を6 ヶ月毎支給)
新卒ビジネス系総合職の給与
給与(初任給)
<ビジネス系総合職>
基本給 : 230,000円
時間外手当: 38,020円(20時間分相当分)
※20時間を超える時間外労働分についての割増賃金は追加で支給
<企業評価総合研究所>
基本給 200,000円
※時間外労働分についての割増賃金は追加で支給
賞与
・年間賞与:年2回
・年間業績賞与/定性評価賞与:年1回
昇給
年1回
諸手当
・住宅手当 東京:30,000円/月、その他地域:20,000円/月(1人暮らし世帯を対象)
・通勤手当(1 月あたり10 万円を上限に通勤定期券代相当額を6 ヶ月毎支給)
出典:日本M&Aセンター 「採用情報 新卒採用の応募要項・選考フロー」
日本M&Aセンターはインターンの採用はしている?
日本M&Aセンターの公式サイトの採用情報には2024年卒のインターンの募集を受け付けています。
日本M&Aセンターのインターン募集情報
2024卒 インターン/本選考
2024卒本選考をご希望の場合は、まずはインターンシップにエントリーをお願い致します。
マイページではインターンシップのみならず、早期選考や当社の企業研究に役立つコンテンツをご用意しております。
少しでもM&Aに興味のある方、チャレンジしてみたい方からのエントリーをお待ちしております。
職種M&Aコンサルタント職ビジネス系総合職勤務地東京本社大阪支社オンライン
日本M&Aセンターの中途採用はしている?
現在、日本M&Aセンターや関連会社では通年、中途採用者を募集しています。その職種は次の通りです。
コンサルタント
・M&Aコンサルタント
・M&A戦略アドバイザー
・M&Aコンサルタント(海外事業部)
・会計事務所コンサルタント
・コーポレートアドバイザー(税理士・会計士)
・コーポレートアドバイザー(弁護士、司法書士、法務経験者)
・投資担当(ソーシング業務)( 日本投資ファンド)
・IPO支援コンサルタント(上場審査)
・PMIコンサルタント(日本PMIコンサルティング)
・PMIコンサルタント(会計士)(日本PMIコンサルティング)
・SaaS導入コンサルタント (企業評価総合研究所)
引用:日本M&Aセンター 「募集職種一覧 コンサルタント」2022年8月28日現在
スタッフ
・総務(業務改善)
・総務(規定管理/ISMS対応)
・総務(ファシリティ担当)
・人事
・経理
・人事(総合研究所)
引用: 日本M&Aセンター 「募集要項一覧 スタッフ」2022年8月28日現在
コーポレート
・総務(業務改善)
・総務(規定管理/ISMS対応)
・総務(ファシリティ担当)
・人事
・経理
・人事 (企業評価総合研究所)
引用:日本M&Aセンター 「募集職種一覧 コーポレート」2022年8月28日現在
エンジニア
・インフラエンジニア
・WEBエンジニア(システム開発)
・システムアーキテクト
・プロジェクトマネージャー(PM)
・WEBエンジニア(DX戦略推進)
引用:日本M&Aセンター 「募集職種一覧 エンジニア」2022年8月28日現在
日本M&A センターの中途採用の給与はどれくらい
日本M&Aセンターの中途採用の平均給料は、公式サイトでは公表されていませんが、大手求人誌DODAによると平均年収1,243万円と発表されています。
出典: DODA「株式会社日本M&Aセンターホールディングスの平均年収、給与情報」
まとめ
近年、注目を集めているM&Aビジネス企業で日本M&Aセンターは、M&A業界で東証一部に上場している3社のうちの1社で信頼度が高いのが特徴です。
日本最大級のネットワークを所有し、中小企業のM&Aを専門に手掛けています。
新卒、インターン、中途採用を行っていますので、就職希望の人は、定期的に公式サイトをチェックしてみてください。
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